スパ吉について

新しいスパ吉

吉祥寺のハモニカ横丁にあった自家製生パスタ専門店「スパ吉」が、吉祥寺サンロードにて復活しました。

スパ吉は、2004年にハモニカ横丁で開店し、多くのお客様にご愛顧いただいた自家製生パスタのお店です。3日間じっくりと煮込んだ濃厚なミートソースと自家製の極太熟成生パスタを使った極旨ミートソースをはじめ、厳選したパスタメニューなど、全6品のメニューを揃えました。

客席は8席。できるだけスペースをとって、少ない人数でお召し上がりいただくお店です。

スパ吉というお店について

ハモニカ横丁のスパ吉いまから18年前の2004年、東京都吉祥寺のハモニカ横丁に小さな生パスタ専門店を構えたのが「スパ吉」のはじまりでした。

その当時は、多くのお店が乾麺を使ったスパゲティーで、生パスタはちょっと高級なイタリア料理店などでしか提供されていない時代でした。

かつてはナポリタンやミートソースなど庶民派の定番メニューだったパスタが、いつの間にか高級なメニューとなってしまっていることにも違和感を感じました。

そこで「生パスタをおいしく、お値打ち価格で提供したい」という想いで吉祥寺のハモニカ横丁にスパ吉をつくりました。

スパ吉を開店する前、なかなか納得のいく生パスタが見つからず、製麺の技術もない中で、とうとうイタリアから大型パスタマシンを輸入しました。約1年をかけて、そのパスタマシンで生パスタの研究を重ね、やっと納得のいくスパ吉の麺が生まれました。現在も開店当時とまったく同じレシピで、店内で生パスタを作り続けています。

ハモニカ横丁のスパ吉当時のスパ吉は、たった20席のお店でしたが、生パスタが600円〜1,000円で食べられるということで話題となり、多い日で500人近くものお客様に来ていただける繁盛店になり、大手コンビニエンスストアでもパスタを販売するほどの急成長をいたしました。

スパ吉の生パスタの特長は、稲庭うどんのようなツルツルモチモチ、太めのリングイネ(断面が楕円形のパスタ)です。しっかりとしたソースとの相性がよく、約3日間煮込んだ「極旨ミートソース」が、スパ吉の1番の人気メニューになりました(そして、このミートソースに特化した専門店がミート屋です)

スパ吉の復活!

吉祥寺サンロードに場所を変えて復活したスパ吉の店内2004年から営業してきたハモニカ横丁のスパ吉は、2020年の8月に新型コロナウイルス感染症流行(いわゆるコロナ禍)の影響を受け、無念ながら17年の歴史に幕を下ろしました。

最後の営業日には、ご入店いただくまでに3時間待ちとなる非常に多くのお客様にご来店いただきました。

そして、2021年の10月、約1年を経て、同じ吉祥寺という街の「サンロード」アーケード商店街に再びオープンさせていただくことになりました。

新しいスパ吉は「余計なものを足さない」「大切なことは、しっかりと」をコンセプトに、8席の客席と6品のメニューで始めます。

創業時の想いを忘れずに、これからも「おいしい生パスタを、お値打ち価格で」提供してまいります。

おいしい生パスタを楽しんでいただきたい。

ミート屋で製麺中の生パスタスパ吉の熟成生パスタはイタリア製の大型パスタマシンで毎日製麺しています。このパスタマシンは、工場で使うレベルの生産力がある超大型のパスタマシンで店内に設置されています。

毎日、粉の状態や気温、湿度に合わせて水の量を微妙に調整して、おいしい生パスタを製麺しています。どれくらい微妙かと言うと、1食分のパスタが160gとすると、加える水の量が1g変わるだけで全然違う麺になってしまうのです。これを正確に判断できることが私たちの技術であり、この1gの差が私たちのこだわりです。

ふだん食としての生パスタ。

我々がつくった造語ですが、外食には「イベント食」と「ふだん食」があると思っています。イベント食とは、デートやお誕生日会、結婚式など食べたことのない料理をワクワクしながらいただく食事です。これに対して「ふだん食」とは、普段、日常的に食べている料理(例えば、カレーや生姜焼き、ナポリタンなど)をいただく食事です。

ふだん食としての生パスタ

私たちのお店では「ふだん食」のパスタを提供しています。そして、その「ふだん食」を提供しながら、お客様がいままで食べてきたものを超える「いままで食べてきたパスタな何だったのか」と感じていただけるようなパスタをつくりたいと思っています。

スパ吉の歩み。そして復活へ

キッチンカー時代のROSSO(ロッソ)スパ吉の前身であるROSSO(ロッソ)は、20年以上前の1999年にキッチンカーで始まりました。当時から生パスタにこだわり、移動販売にもかかわらず、たくさんのお客様に恵まれました。

そして、2004年に吉祥寺のハモニカ横丁に念願の路面店「スパ吉」を開店いたしました。生パスタのオリジナルメニューで、中でも丸3日じっくりと煮込んだ「極旨ミートソース」が一番人気になりました。

阿佐ヶ谷のミート屋2007年に阿佐ヶ谷に「ミート屋」を開店。スパ吉の「極旨ミートソース」をベースにミートソースパスタの一品にこだわった専門店として誕生しました。メニューはミートパスタのみにもかかわらず、開店から14年以上、多くのお客様にご利用いただいています。

2011年には吉祥寺駅前に「ヒラタパスタ」を開店し、希少な鎌倉野菜を使ったサラダと生パスタのセットなど、とにかく野菜と生パスタにこだわったお店として、野菜ソムリエ協会の認定レストランにも選ばれました。※ ハモニカ横丁のスパ吉、ヒラタパスタは2020年夏にコロナ禍の影響を受け閉店

ミート屋 高円寺店2020年10月に高円寺に「ミート屋」を開店。阿佐ヶ谷のお店よりも、ちょっとだけ広く、道路側はほぼ全面開口の風通しの良いお店です。2階にパスタキットの製造所を併設し、テイクアウトやネット販売も開始しました。

そして、2021年10月4日。吉祥寺のサンロード、西友の向かいに「スパ吉」復活!客席はあえて8席に抑えてスペースをとり、メニューは研究を重ねて厳選した6品にしました。

2021年10月に開店した新しいスパ吉
吉祥寺のハモニカ横丁から、サンロードに場所を移して復活したスパ吉

2020年からは、ご家庭でミート屋・スパ吉のミートソースパスタをお楽しみいただけるレシピ付きの「パスタキット」をミート屋で販売開始しました。自家製麺の極太生パスタ、3日間煮込んだ当店オリジナルのミートソース、トッピングの粉チーズがセットになっています。同封のレシピ通りに作っていただければ、お店とほとんど同じ味でお召し上がりいただけます。

新しい「スパ吉」の店頭では、ミートソースのパスタキットのほかにも、日替わりでトマトソースのパスタキットや生麺パスタ、ペンネなどのお持ち帰り商品もご用意しています。

ミート屋・スパ吉のパスタキット(2食分)ミートソースのパスタキット」は、ネット販売でもお求めいただけます。全国への配送を可能にするため、温度管理可能なクール宅急便で配送いたします。

店頭販売のパスタキット同様、ネット販売のパスタキットも店内(ミート屋 高円寺店)で自家製麺を行ない、ソースの真空パックもしています。ご家庭のキッチンで再現していただけるように何度も試行錯誤を重ね、このキットを作りました。付属のレシピ通りに調理していただければ、お店で召し上がっていただくミートソースパスタとほぼ変わらぬ味で、お店のミートソースパスタをお分けできていると思います。

ぜひ、皆様のご家庭はもちろん、お知り合いへの贈答などにも、ミート屋・スパ吉のネット販売をご利用いただければ幸いです。